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hirschkalb's blog

"I beseech you, in the bowels of Christ, think it possible that you may be mistaken."

シュレ猫的……なの?

ジョブズさんはいいました。消費者は自分のほしいものを知らない、と。これは次のうちどの意味に近いでしょうか。 消費者の心のなかにはあらかじめほしい物は決まってあって、しかし、それが何であるかを消費者自身は自覚できていないのだ。(「こういうもの…

駒の捉えかた

ブラック企業の社長にとって従業員は次のうちどれか、という問ができそう。行動主義か、機能主義か、心脳同一説か……。「どんなにこき使っても、新入社員は毎年生まれる」といういいかたは、とりあえず心脳同一説ではなさそう。将来精巧なロボットができた暁…

新しき減量法LLF

ひとり論理フェスタ開催期間中につき*1。『思考実験リアルゲーム』(三浦俊彦著、二見書房)たのしい! 私のような頭でもあるていど使ってやるとちゃんと体重が減るっぽい。もうこれ以上減らねえなって思っていたら、最近また2キログラムの減ですから脳のエ…

神ですのよ

一般的にプログラマは理神論の神で、フィクションの作者は有神論の神らしい。 人工知能におもしろいショートショートを作成させる「作家ですのよ」は……どっちだ?

反例潰し

~P∨Q ⇔ P→Q という関係(「→」を消去できるかのような操作)がよくわからなかった私のためのメモです。 何がよくわからなかったかというと、「または」の含まれた表現が「ならば」の含まれた表現に変わるところ。どうしてそういうことが言えるのかといった…

記号の経済?

『下半身の論理学』(三浦俊彦著、青土社)、浮気相手が付き合っている相手と同一人物ならば浮気はなかったという浮気の消去の仕方とか、再婚相手が結婚している相手と同一人物ならば再婚はなかったという再婚の消去の仕方とか、目からうろこです。 新たに述…

就活の論理学ごっこ

インスパイアドバイ『下半身の論理学』(三浦俊彦著、青土社)。 xは学生、yは企業とし、Txを「xは本音を語る」、Pxを「xは望みどおりの相手に会いやすい」とする。 Tx→~Px 「学生は本音を語ると望みどおりの企業に内定しやすくなくなる」(1) ~Tx→Px 「…

理由

思考実験:RKを使う理由をあくまで表記の合理性や説明のつけやすさに求めるならば、より合理的に表記でき、より説明のつけやすい(ゆえにRKとは異なる)表記法*1があたらしく開発されたとき、RK使用者はそちらに移行するだろうか。 まあ、しないだろうと思っ…

【発作定期】歴史的仮名遣(い|ひ)?の周辺

いま読んでいる本の、論の進め方がなんかもういちいちかっこよく感じるので、読み終えたらそのうちやろうと思っていたけれどもう我慢できず、ちょっとさっそく私の興味のある分野に持ち込んでまねてみる日記。 GK擁護論を(1)GKとRKの違いを縮小する消極的…

藁人形ファクトリメソッド──Straw man (Person!) Factory Method

ことばの問題、とりわけかなの問題の吸引力の強さよ。助けて! 短歌を志向したかのような短文ですが。うっかりしてるとエネルギーと時間とを奪われる。 「どうあるべき」(規範・価値)と「どうしてみたい」(欲望)と「どうしている」(本音)と「どうであ…

企画倒れ

「でかい主語」って、これ自体相当でかい主語だから、でかい主語に否定的なことばを放ったとたん、突然、後頭部にブーメランが刺さっていそうな感じある。暴力はやめろアンパンチ! 的、致死量以上服用した者は死刑に処す的、そこらへんの何かの仲間だとおも…

さあ!

ぜんぜんまとまってないし、なんでこんなこと考え始めたのか不明だけどもメモ。 ひとは文系と理系とに分けられるのか分けられないのかはさておき、 ひとは文系と理系とにわけられると考えているひとと、ひとは文系と理系とにわけられないと考えているひとに…

りかーしぶ?

平均への回帰を考えれば、「私たちと同じような思いを自分の子供にはしてほしくない、だから私たちは子供は作らない」と言うくらいに不幸を身をもって体験していて、かつ、それほどに思慮深い彼ら彼女らならば、それだからこそ、自分たちよりは幸せな子供を…

グルメ番組のコメントについて

昨年末に視聴した『アイアンシェフ』での長野博氏のコメントが際立っていました。同様の感想を持ったひともあるようです(http://togetter.com/li/419197)。いったい何がそう思わせたのでしょう。 長野氏のコメント P「おも湯のまったりした感がいいですね…

誤謬につける薬 - logical pharmacies for logical fallacies

誤謬のことをlogical fallacyあるいは単にfallacyと呼ぶらしいのですが、つい表題の英語のような駄洒落を思いついてしまい。白状すると、このタイトルをただただでっち上げたかっただけなので、中身はございません。 そのうちWikipediaの『誤謬』の記事はき…

自殺への一歩 - ギャンブラーとイカサマコイン

確率的直感から安易に自殺へ指向しがちなかわいそうなギャンブラーの話(http://d.hatena.ne.jp/hirschkalb/20110623/1308843728)のスピンオフ記事。(『論理パラドクシカ』(三浦俊彦著)をチラ見したことにも大いに影響されていますが) コインの問題 あえて問…

ホメオパシーとプラセボ効果 - post hoc

エコノミスト The Economist の5月21-27日号には代替医療に関する記事 Alternative medicine: Think yourself better が載っているそうです。これをきっかけとして、個人的にホメオパシーとプラセボ効果について何とはなしに頭の中で循環させていた思いを文…

しゃくしゃく余裕でアナリーゼ - 今度こそ

『JOY』(YUKI、蔦谷好位置 作詞、蔦谷好位置 作曲)の歌詞の一節という比較的カジュアルな素材をだしに、論理学における様相の量化という比較的アカデミックな話題をおさらいしようという前回の試み(http://d.hatena.ne.jp/hirschkalb/20110626/1309097478)は…

しゃくしゃく余裕でアナリーゼ - YUKIのJOY

どのような結論が出るのかまったく予想を立てずに書いてみます。本記事のねらいは、論理学における様相の量化を私的におさらいすることです。 ヨーソーのリョーカといって、直ちに「ああ、あれのことね!」とはなりにくいと予想しますが、とりあえずオイニー…

自殺への一歩 - ギャンブラーの誤謬

「自殺への一歩」などと、なかなか穏やかならざるタイトルで大風呂敷を広げてはみましたが、さほど大きなことを書くつもりはありません。あるいは書く能力など、もとよりないと白状すべきでしょうか。 いずれにしても、書く前の段階では「ギャンブラーの誤謬…

可能世界で腑に落とす - 確率バージョン

『可能世界の哲学』(三浦俊彦著)を読んで、かねてより私の抱えていたいくつかの疑問が解消したので、いいえ、正確に記すと「解消したと勝手に思っているので」(私がこの本を誤読・誤解している恐れが十分にあります)、そのことを記しておこうと思います。 保…

韓非子の矛と盾 Hanfeizi's spear & shield

『論理サバイバル』(三浦俊彦著)のp.164、「韓非子の矛と盾」は面白い問題です。問われているのは、だいたい次のようなものです。 どんなものをも貫く矛でどんなものをも防ぐ盾を突いたらどうなるか。故事では「商人が返答に困った」ということで終わってい…

二重効果のジレンマ double effects

『論理パラドクス』(三浦俊彦著)のp.179、「二重効果のジレンマ」の解説がよくわかりませんでした。 識者に論駁していただくため、あえて挑戦的な表現を用いると、「もっと簡単に答えが導き出せるような気がしました」。問われているのは、要約すれば次のよ…