hirschkalb's blog

"I beseech you, in the bowels of Christ, think it possible that you may be mistaken."

ちなみに伊丹十三の『女たちよ!』と『再び女たちよ!』は一周回ってストレート

小学校の休み時間に、ある悪ガキ風の男子が少女漫画を読んでいて、貸してくれた隣の席の女子に「案外おもしれーな」と言っていた。ああ、そういえば、女性向けの雑誌を面白がって読む男子学生もいたな。

そんなこともあってだと思うのだけど、私は、世の中には「表向きはどうみたって女性向けコンテンツでしかないけれど、じつは『《女性向けコンテンツ》を面白がる男性向き』でもあるコンテンツ」(一名、覗き対応調製コンテンツ)があるような気がしてきた。

それは勘ぐり過ぎでしょうという向きもあると思う。そりゃ男性が読むこともあるだろうけれど、はたしてその男性にまで受けることを目的として書いてあるもの(覗き対応済)だろうかねと。だいいちそんなところを意識して書いた途端、ただちに男女双方から読まれなくなってしまうのではないのかねと。

「しかし、」……われながら陰謀論的語り口になりそうで、あらかじめ笑っちゃうんだけど……「しかし、裏の裏をかいたような男性向けコンテンツはひっそりと企画されているのだ」「あるいは執筆者本人すらそんなことを企画しているつもりはないのだが潜在意識のなかではそのような覗きを想定しているのだ」とでも言いたくなるようなコンテンツ、というか著作物に最近接する機会があって、こんな文章を書きだしたのも、じつはそれらがきっかけなのでした。

まあこれだけ能書き垂れといて、誰のどの著作のどの部分が調製済みだ、ということは書かないんですけど。本当のことをいうと、この段落は何回も書いたり消したりした。どう書いてもうまく言えていないし、本当はこの作品がすごく面白いよって、実はそういうことを言いたいだけなのにぜんぜん伝わんないようにしか書けないので、つくづくレビューめいたことは苦手なんだなと思いつつ、タイトルだけ挙げることに決めました。

ぜんぜん関係ないけど、最後の『女装する女』、これ、なんとなく惰性で『女装する女たち』とかしたくなるような気がするんだけど、そうしていないことには、なんかこう、仕事きっちりっていう感じがして好きです。よくわかんないけど。

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