hirschkalb's blog

"I beseech you, in the bowels of Christ, think it possible that you may be mistaken."

無題

ingressのおかげで美術館巡りした話。

シェイクスピアというのは一年に一作ぐらいのペースで楽しむもんだ。そんななことを、だれだか偉い人が言っていた気がする。美術館というものも、きっと一日に何件もいくものではないのだろうし、本式に観るのであればそんな巡り方はできないはずなのだ。しかし、まあいいじゃないですか。

まず原美術館は「『アート・スコープ2012-2014』─旅の後もしくは痕」。以下、心に残ったところだけ記してゆきます。

  • 大野智史ってあれ、嵐の…? とか思ったけど違った。
  • 無題 Untitled というのはだいぶ強気な名づけだよなあ。いわば自分の子供に「無題ちゃん」でしょう?
  • 今村遼佑の作品はぜんぶ私の気に入った。特によかったのは「やがて雨は静かにノックする」。この日はちょうど実際に土砂降りの雨だったことも効いていたし、私としてはArduinoの作例に初めて触れたこともあって印象的だったこと。「遠くの出来事」も好き。
  • 美術系もプログラミングの素養が必要になってくるのかな的なことを少し想う。

お次はサントリー美術館の「ボヘミアングラス 耀きの静と動」。

  • マイセンの印のついたゴブレット(だったかな)しか思い出せない。
  • 予習も必要だな。

さて、21_21 DESIGN SIGHTの企画展にも行ってまいりました。名をば「イメージメーカー展」といふ。

  • ロバート・ウィルソンの人を喰ったような映像作品。宇宙ヤマアラシを観たときはスペースキャットを思い出した。
  • 舘鼻則孝のヒールレスシューズはやはり履いておくべきだったろうか。

三菱一号館美術館にも行ってきたよ! 「冷たい炎の画家 ヴァロットン展」。

  • 「貞節なシュザンヌ La Chaste Suzanne」。タイトルと絵の相乗効果。やっぱり無題はいかんよ、無題は。無題でドヤ顔している人は学んでほしいもんだね。タイトルはこうでなくっちゃ。
  • でもなー、帰りにこれのポストカードを買おうとして手に取った時のコレジャナイ感がすごかった。やっぱり絵はお手元の印刷物をみるものかは。現物の空気をも描き込んだかのような絵がよかったんだ。
  • 音声ガイド特別出演高橋明也館長のフランス語の発音がなんとなく素敵だった。何て言っていたのかは忘れてしまったけど、印象には残っている。
  • 貞節な! シュザンヌ!
  • ああそうだ、静物をスティル・ライフということを学びました。何かの小説のタイトルだったよね。(池澤夏樹でした)

国立西洋美術館は「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで──時を超える輝き」。

  • おばさ…マダムが多くてすごかった。私の後ろで穏やかに喋りながらもバッグで突いてきて先へ先へと促そうとするのな。かえってじっくり観てやろうという気を起こさせましたけれども。突かなきゃさっさと行っていたかもしれないものを。
  • 何年生きているんでしょうね。
  • 生きるほどにああなることが強さなのかしら。
  • (ああ、先が短いから急ぐのか)と思うと、私はまたいつかの展示に来ればいいのだと思い、心は少し穏やかになりました。たぶん彼女らよりはこの先生きている可能性は高いと思うんだ。
  • というか実はあまり指輪興味なかった。
  • ポイズンリングは興味を持って観ましたね。

東京ステーションギャラリーは「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 『遠く』へ行きたい」。いやあ、

  • これは最高に面白かったな。
  • キャプションの執筆陣の質の高さが伺えた。(ちょうえらそう)
  • まあ中には少しいやらしい表現もあるんだ、「…というかつての言説を現代へと接続する試みで…」的な、どこかの言論誌か何かで見覚えのあるような節回しもあるんだけど、それは置いておいて、なかなか読ませるよ。これはよかった。
  • 「遠くへ行きたい」の伊丹十三もすごく素敵だったし、なんだかわからないけれど、このころの頭の良い人たちはいま一体どこへいっちゃったのかなとか、よくわからないような感想を抱いた。
  • 一つひとつの作品からエネルギーを感じた。そう読めたのもキャプションが優秀だったからなのかもしれない。(やっぱりなんかえらそう)
  • 今回の美術館めぐりの中で唯一図録を買う気を起こさせ、そして実際に買わされた展示でした。図録は大切に読もう。
  • ほんとよかった。

美術館と美術館の移動の間はせっせとXM集めとHackしまくり。これはやせるよ。

広告を非表示にする