hirschkalb's blog

"I beseech you, in the bowels of Christ, think it possible that you may be mistaken."

就活の論理学ごっこ

インスパイアドバイ『下半身の論理学』(三浦俊彦著、青土社)。

xは学生、yは企業とし、Txを「xは本音を語る」、Pxを「xは望みどおりの相手に会いやすい」とする。

Tx→~Px  「学生は本音を語ると望みどおりの企業に内定しやすくなくなる」(1)

~Tx→Px  「学生は本音を語らないと望みどおりの企業に内定しやすい」(2)

Ty→Py   「企業は本音を語ると望みどおりの学生を集めやすい」(3)

~Ty→~Py 「企業は本音を語らないと望みどおりの学生を集めやすくなくなる」(4)

確認してみる。 (1)給料はいっぱいほしいし休みはいっぱい取りたいし、ワークとライフのバランスは取りたいし、ブラック企業なんてまっぴらごめんという学生は、なかなか就職先が見つからなさそう。(2)給料より働きがいが大事ですし、働くのが趣味ですからお休みなんてそんなにいりません、若いうちは苦労は買ってでもやるべきだと思います、あとバックパッカーとサークルの会長してましたという学生は、まあ、望みどおりの企業に内定しやすそう。(3)「高学歴以外お断り」と堂々と条件を提示すれば、その足切りの結果として望みどおりの学生を集めやすそう。(4)「学歴関係なし」といえば、本当にしょうもないノイズのような学生も群がってきそう。

(Tx→~Px) ∴~Tx

「学生は本音を隠す(条件を提示しない)と望みどおりの内定(不特定多数の内定)を得やすく、よって本音を隠す」

(学生は何はともあれまずは内定を得ることや面接の経験を得ることが大事であって、内定を得たあとに蹴るかどうかじっくり考えればいい)

※学生は試験をうけること、内定を得ることがご褒美

 

(Ty→Py) ∴Ty

「企業は本音を語る(条件を提示する)と望みどおりの学生(絞られた学生)を得やすく、よって本音を語る」

(企業は一度入社させてしまった社員の首を切ることはできないので、入社前の選別が大切である)

※企業は試験を行うこと、内定を与えることがコスト

うーん、後者はどうなのかな。というのは、実務上、「高学歴以外お断り」などと条件提示すれば、きっと各方面(主に高学歴なわけではないひとたち)から叩かれ、叩かれること自体にさしてダメージはないとしても、「叩かれるような軽率な行動を取ってしまう企業はちょっと……」と評価する高学歴学生から見放される危険性が高まることは、やはりダメージと思うから。(そんな評価を下す学生はいらん、というならばOKですが)

そういうわけで、就活サイトに広く学生をあつめ、個々の学歴を登録させ、広く説明会の案内を出しながら、高学歴には参加させ、それ以外には「満員」と表示して諦めさせるのは、当然ちゃ当然なのでしょうか。

企業の望み方(高学歴)が正しいのかどうか、というツッコミはあると思うんですが、これ以外にこれ以上にコスパのいい判別方法があるか、といわれると私には思いつきません。(低学歴だから)

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