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hirschkalb's blog

"I beseech you, in the bowels of Christ, think it possible that you may be mistaken."

眼鏡あるある

メモ

眼鏡をとって、遠くを見るのが好きだ。全体がかすんで、夢のように、覗き絵みたいに、すばらしい。汚ないものなんて、何も見えない。大きいものだけ、鮮明な、強い色、光だけが目にはいって来る。眼鏡をとって人を見るのも好き。相手の顔が、皆、優しく、きれいに、笑って見える。それに、眼鏡をはずしている時は、決して人と喧嘩しようなんて思わないし、悪口も言いたくない。ただ、黙って、ポカンとしているだけ。

(「女生徒」太宰治

なぜだろう。ぜんぶ賛成する。全部あるあるすぎるんだけど、これ読んでいて不思議だったのは、太宰ってなぜそんなに目の悪い人の気持ちがわかるんだろうということだった。

まあ、答えは「太宰治の辞書」(北村薫著、新潮社)を読めばわかるよ。 

私は、ちょっと怖めの交渉時には眼鏡をはずします(そうそう交渉なんてすることないけれど、いまのところ1分の1の確率ではずしてる)。競馬の馬のマスクみたいなもんです。

 

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