hirschkalb's blog

"I beseech you, in the bowels of Christ, think it possible that you may be mistaken."

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職場のリーダーはマニュアルを準備・管理する体制を整えよ的なかなりえらそうなご提案をした覚えがあった。
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一言では、手取り足取り教えてあげなさい。なぜなら部下はあなたほど優秀ではないのだから。ということだった。そして手取り足取りとはどういうことかといわれれば、ちゃんとマニュアルを作っておきましょう。加えて、作ったマニュアルは作ったその日から品質保持期限を迎えるような生物だからメンテナンス体制も整えましょう。そういう内容なのでした。
8年も経てば自分でしゃべっていたことも違えてくる。先の提案は、人を機械扱いしているようなものじゃないか。やっぱり背中を見て育つ体制が人間らしいじゃないか(ついでにいえばリーダーもそのほうが楽じゃないか!)。
しかし『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』(海猫沢めろん講談社現代新書)を読んでいると、インタビュイーの石黒浩がこんなことを語っているから案外だった。

石黒 あれすごいですよね。あれは人間=ロボット化システムだと思っていて、それもね、実用化しようとしているんですよ。
──ええっ!? それ、どういうものですか?
石黒 たとえば、今でも接客業などでは、人間向けのマニュアルがありますけど、すべてが書かれているわけではないですよね。でもね、本当は、マニュアルをロボット向けのプログラムだと思って書くと、逐一書ききれるんです。そして、人間を単なるモバイルプラットフォームだと思って、全部プログラミングすると、かなりうまく動かすことができるんです。

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